インディゴ
ハナヘナのインディゴはインド藍です。
インド藍はマメ科コマツナギ属の植物。
青藍の染料を持っています。
インド藍の葉には
インジカンという無色の物質が含まれており
酵素によってインドキシルに分解され
酸化によってインジゴという青い色素ができます。
大青(ウォード)を入れているメーカーもありますが
インド藍の方がインジカンの量が豊富なため
濃く染まります。
酸化中の水分が非常に大切になります。
乾燥させたままで充分な酸化が行われないと
インドキシルからイサチンとなり
この2つが反応してインビルジン(赤)の合成が進むため
赤紫色になります。
インディゴはとても不安定です。
インディゴを使って染めた場合は
そのときの気温や湿度で
発色が変わってきたりもします。
そんなところも天然の物の醍醐味だと思います。
その時その時の発色を
楽しんでいただけたらと思います。
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